【amanamana】ティンシャとシンギングボウルの使い方の違いとは?
こんにちは。アマナマナ代表のクリハラミユキです。
今日は、プロのためのティンシャの使い方講座の第五回目として、「ティンシャとシンギングボウルの使い方の違い」についてお伝えします。
【シンギングボウルとは】
シンギングボウルとは、縁をこすったり叩いたりして癒しの音を出すヒーリングツールで、ヨガ、マインドフルネス、瞑想、各種セラピーなどでも広く使われるようになってきました。
ティンシャと違って正式なチベット密教法具ではありませんが、瞑想やマインドフルネスの補助具であり、癒しや気づきを与えてくれるとされています。ティンシャと関連して紹介されることも多く、使い方の違いについてもよく質問されます。
そこで、まずシンギングボウルについて簡単に紹介し、ティンシャとの使い方の違いについても説明していきましょう。
【シンギングボウルとティンシャの使い方の違いとは?】
これまでおつたえしてきたように、ティンシャの主な役割は、邪を祓い(はらい)、場を清めること、そしてあなたを「本来あるべき場所へと引き戻すこと」です。そのため、ティンシャの音色は、澄んだ長い響きが特徴です。
一方、シンギングボウルの音は、ティンシャとは、やや異なります。
特にアマナマナで扱う「鍛造(たんぞう)」と呼ばれるシンギングボウルは、熟練の職人が何百回、何千回も叩いて鍛えあげる完全なる手打ち加工のみの製法で作られているため、次のような特徴があります。
- ひとつひとつ形、音が違い、それぞれに個性がある
- 組織の密度が高いため、音に深みがあり、安らぎ感がある
- 音が複雑で、ゆらぎ、変化していく
ティンシャと大きく異なるのは、複数の音が複雑に混じり合った「倍音(ばいおん)」といわれる深い音です。鳴らす人によっても音が変わり、同じ人であっても、場所、時によって変化します。
こうした特徴によって生まれる、「今」「ここ」にしかない響きが、私たちの心を深く震わせ、さまざまな気づきを与えてくれるのです。
つまり、ティンシャが引き戻す役割であるのに対し、シンギングボウルは、あなたが行きたい場所へと導き、いっしょに歩いてくれるガイド役のようなものと言えるでしょう。
ヨガ、マインドフルネス、瞑想、各種セラピーなどでお使いになる場合は、始める前の場の浄化にはティンシャ、その後の導入時や最中にはシンギングボウル、最後に引き戻すために再びティンシャを使うというのがおすすめです。
シンギングボウルそのものについて、あまり詳しくはお伝えできませんでしたが、さらに知りたいという方は、ぜひアマナマナのサイトをご覧になったり、書籍『シンギングボウル入門』をお読みになってください。
次回は、「ティンシャをさらに活用するおすすめの方法」についてお伝えします。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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